日本古来の和製ハーブ　　黒文字茶（リーフティ）

クロモジはクスノキ科の落葉低木。枝を高級楊枝の材料とし、香料の黒文字油がとれる。古くは千利休が好んで茶席に用いられる等、古くから登山家やまたぎに親しまれてきた香木です。クロモジの木から採れるエッセンシャルオイルは搾油できる量が非常に少量で非常に希少性の高い精油です。
主成分はリナロールが非常に多く含まれ、1.8シネオール、リモネン等の他、一之貝産オオバクロモジの特長としてバラの精油の主成分である香りが良いとされるゲラニオールが他の産地の3倍程度含まれており、それらが幾重にも重なる事で「和」を連想させる唯一無二の香りが楽しめます。また、昔からクロモジは気持ちを落ち着かせる高いリラックス効果のある香りとしてしられています。黒文字（ウショウ）の効果と効能
高ぶった神経を鎮めてよく眠れるようにする作用、
痰を除き、咳を鎮めたり、気管支粘膜の充血を取る作用などがあると言われてます。
一時的に血圧を下げる作用も確認されています。
某有名な薬酒の原料にもなってます。
根皮には、胃腸の働きをバランスよく整える芳香性健胃薬としての効能や、急性胃腸炎や下痢などにも効きめがあると言われてます。
クロモジの枝葉は刻んで入浴剤にすると、神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛に加え、体を温める効果もあるので冷え症（冷え性）や、湿疹、小児の皮膚のただれにもよいといわれています。
各成分と効能については各種論文が発表されております。
ウショウの成分にはアルコール溶解するので薬酒に使うと、煎じたときに比べて香り高い精油成分が効率的に抽出されます。